わたしが大切にしていること
Future
Interview .03 |
対話を大切にしながら、
誰もが安心して力を出せる職場に
子どもと家族に寄り添う小児救急の医師としての経験を礎に、現在は管理職として職場づくりに力を注がれている植松悟子先生にお聞きしました。
副院長
救急診療部 統括部長
小児科医として、子どもたちとそのご家族と最善策を考え、職場では仲間と課題を共有しながら、解決へとつなげてきました。こうした経験が、私に対話の大切さ教えてくれたと感じています。小児科医として、子どもたちの将来が少しでも良い方向へ進むよう力を尽くせることに日々やりがいを感じています。管理職のお話をいただいたときは、まったくの想定外で、「自分に務まるのか」という戸惑いが大きかったのが本音です。滅多にない機会だと理解しつつも、引き受けるべきかどうか回答期限ぎりぎりまで迷いました。
管理職となった今は、様々な課題や相談に向き合う日々です。必ずしも私が明確な答えを出せるわけではありませんが、対話を重ねる中で課題が整理され、方向性が見えてくる場面に数多く立ち会ってきました。数か月後に「解決しました」「改善できました」と報告を受けることもあり、共に考えることの力を実感しています。また、就任前に思い描いていた以上に「調整役」としての場面が多く、どこまで自分で決断し、どこから周囲と協議すべきか、その匙加減に難しさを感じることもあります。それでも、多様な立場から寄せられるアイデアに触れるたび、新たな可能性に心が躍ります。
チームづくりで大切にしているのは、メンバーが挑戦したいことに取り組める環境を整えることです。意見が分かれるときには必ず話し合いの場を設け、最終的には「患者さんにより良い形で還元できるか」を軸に判断するよう心がけています。
これからも、誰もが安心して力を発揮できる職場づくりを目指し、仲間と協働しながら様々な挑戦を続けていきたいと考えています。
副院長
救急診療部 統括部長
1993年 北里大学医学部卒業。県立長野こども病院血液腫瘍科、長野赤十字病院小児科、国立小児病院手術集中治療部レジデントなどを経て、2008年国立成育医療研究センター救急診療科医員、2022年より現職。小児科専門医・指導医、救急科専門医、麻酔科標榜医、DMAT隊員、災害時小児周産期リエゾンなどの資格を持つ。
